夜行バスでヒューストンに早朝到着。午前中にアストロドームまで行き、午後からテキサス出身のジョンに薦められたガルベストン・アイランドに行ってきた。ビーチで日光浴をなんて甘い考えをしていたのが間違いだった。メキシコ湾はすごい風と波だった。その中でウィンドサーフィンをしているのには驚いてしまった。帰りのバスまで時間があったので、ボリバー半島への無料フェリーに乗船して湾を往復した。
ヒューストンへ戻るアイランド・トランジットの運転手が行のバスと同じマイケル・ジャクソン似の黒人男性だった。乗客がおれ一人になるとバス内が禁煙にもかかわらず「マイケル」はくわえタバコでバス・ディーポまで運転していった。アメリカで驚いたことは肥満だ。食生活の違いとはいえちょっと越えすぎの人が多すぎるのではないかなぁ。
マイケル似のドライバー | LLサイズの女性 |
ヒューストンには泊まらず、夜中の2時半のバスでサンアントニオへ。バス・ディーポでしばらく休憩をして街へ行く。メキシコ風の古い街並みを想像していたら大間違いで、サンアントニオは高層ビルが立ち並ぶ大都会だった。でも、「パセオ・デル・リオ」沿いの遊歩道はスペイン風の建物がある感じのいい場所だった。ちょうど訪れた時「サンアントニオ・フェスティバル」が開催中でレイ・チャールズのコンサートがあるそうだが、残念にもチケットは売り切れ!
夜に川沿いの「Arneson River Theater」でのショーを見学。サルサやタンゴといった南米音楽の生演奏を楽しんできた。音楽に合わせていっしょに観客も踊って楽しめるコンサートだった。
エルパソで時間があったのでメキシコ・ティワワ州ファレスに行ってみた。入国料はたった5セント!国境の橋はリオ・グランデ川にかかっていた。不法入国が後を絶たないのか川はセメントで固められて容易には越せない作りになっていた。
ホワイト・シティー経由でカールスバッド洞窟へ。同じバスにいた日本人の青年。英語が全く話せないらしく運転手のおじさんが困り果てて私に助けを求めてきた。勤めていた横須賀にあるレストランを辞めて単身アメリカを旅行中らしい。よくここまで来れたものだ。
洞窟も素晴らしかったが、途中のグアダルーペ山脈国立公園一帯の荒野もアメリカらしい風景で楽しめた。
エルパソからフェニックスまでのバスは大変な混雑。それも赤ん坊を抱いた母親が大勢乗り込んできた。夜中になっても赤ちゃんが泣きやまず、これには運転手も「これ以上泣いたら降ろすぞ!」と怒っていた。