このページでは、「船井地区里山」8区での活動を紹介します。
「船井地区里山」での共同作業はこちらのページをご覧ください。
2004年1月
私たちが借りた8区は北向きにすり鉢状になった斜面の西面です。とにかく数十年間手入れをしていなかった里山ですので雑木が生い茂り昼間でも太陽の光が十分に届いていませんでした。
とりあえず、灌木類を片っ端から伐採しました。作業は選定鋸と手斧。切り倒して、枝を刈り取りまとめていくという作業です。その作業と並行して、妻や子供たちは積み重なった落ち葉をレーキでかいていきました。
2004年3月
各区画の標識は味気がないので、自分たちで看板を作ることにした。子供たちに名前を相談したところ、「カチカチ山」という案が出てきた。民話「かちかち山」の連想だろう。一瞬、山が燃えては大変とも思ったが、たのしそうな名前なので採用。さっそく端材を使って作って、8区の入り口に設置した。
2004年12月
里山は、夏場はやぶ蚊やハチがいるうえ、暑くて作業どころでない。作業は主に6月~9月を除いた時期になる。特に冬は、里山の中は風も吹かず、体を動かすと温まってちょうどいいくらいだ。週末にはよくお弁当をもって作業をした。子供たちのためにブランコを作ってやった。
2005年11月
里山にあるクヌギ、コナラをつかってシイタケ栽培をしています。
船井地区の里山はもともとは枯れた松林の後にスギやヒノキを植林したそうですが、手入れが行き届かず、現在はクヌギ、カクレミノ、竹などが生い茂っています。そんな雑木の有効活用としてシイタケ栽培に挑戦してみました。秋口に倒木しておいたコナラの幹を3月に1メートルの長さに玉切りします。そして電動ドリルの先端に専用ビットを取り付けて幹に菌を植え付ける穴をあけます。その穴にシイタケ菌の蔓延した円柱状の木片(種駒)を金槌で打ち込みます。あとはそのほだ木を里山の木陰に組んで置いておくだけ。早ければその年の10月にはシイタケが収穫できます。
と、簡単に書いたが、菌を植え付けたほだ木は「仮伏せ」「伏せ込み」「ほだ起こし」等の作業が必要です。時期毎の作業をしっかりと行わないとほだ木にシイタケの菌が十分回らず、シイタケ以外のキノコが生えたり、カビが生えたりするそうです。
3月に菌を打ち込んだカチカチ山のホダ木ですが、見事に11月にシイタケが生えてきました。さっそくバーベキューで頂きました。最高に美味しかったです。
2007年2月
念願のツリーハウス作りをした。
ツリーハウスを作るにあたっていろんなサイトや書籍にあたったけど、どれも本格的なものばかりで、カチカチ山にある木では作るのが無理だったり、予算的にかなわないものばかりだった。いろいろと考えた末に木と木をつないで回廊を作り遊び場にするというアイデアを思いついた。まずクリアしなければならないのは生えている木にどうやって木材をつなげるかということだ。
A案:直接幹にボルトを打ち込む方法
B案:材木で幹を挟んで締める方法
カチカチ山は5年契約で借りている里山なのでいずれは所有者の方に返さなければならないことを考えてB案を採用した。
材料はできるだけ家にあるものを用いるか現地調達を心掛けた。アンカーとなる部分のボルトだけはホームセンターで購入した。アンカーとアンカーを繋ぐ丸太は間伐した杉の丸太の皮を剥いで利用。できたあがった根太に青竹を割ったものを床として釘で打ち付けた。これだけでは一本橋の回廊を渡るときに怖いのでロープを巡らした。
3本のアベマキの木を繋いで出来上がったツリーハウス。兄弟3人用に3カ所のフロアーを作ってやった。これからは3人が好きなようにアレンジしていくだろう。
2008年2月
寒川船井地区で借りている里山も5年目です。
昨年作ったツリーハウス。子供たちは思い思いの遊びを楽しんでいます。
特に、バイクの古タイヤを転がす遊びに夢中です。
2012年7月
寒川船井地区で借りている里山は2008年で契約の5年間が終了しましたが、再契約をして2013年まで借りることにしました。
子供たちが成長して以前より山に来る機会が減ってしまいました。特に梅雨から9月にかけては暑いうえに、ハチやヘビがいるので作業はできません。その代わり夜八時ごろクワガタムシやカブトムシを捕まえに山に入っています。
昨年はカブトムシの当たり年だったのか、たくさん見つけることができました。今年は梅雨明けが延びているせいか、セミも2、3日前からやっと鳴きだしました。
先日畑で作業をしているとクヌギの木から樹液の発酵した匂いがにおってきた。そろそろカブトムシが活動を始めている印だ。さっそく子どもを連れて山に入ってみた。
毎年カブトムシが寄ってくるアベマキの木にやはり昆虫が寄ってきていた。カブトムシのオスとヒラタクワガタのオスを一匹ずつゲット。ヒラタクワガタはまだ4センチ程度の小さかった。