このページでは、私が関わっている「寒川町船井地区里山」について紹介します。
里山での「共同作業」はこちらのリンクサイト「かんざき里山日記」を、「8区カチカチ山」での作業はこちらのページをご覧ください。
外部リンク
・「寒川町船井地区里山オーナー」 公式ホームページ
・船井地区里山オーナー会ブログ 「かんざき里山日記」
・「香川県里山オーナー制度」について
寒川船井地区の里山は、地形は全体的に緩やかで、元々はマツ林でしたがマツクイ虫の被害を受けて、跡地にスギ、ヒノキを植林したが、なかなか手入れが行き届かず、現在はクヌギ、サカキ、マツ、竹などが入り混じった森林となっています。
小高い山の北斜面を10の区画に分けています。平成16年からの第1期には10人のオーナーで活動していましたが、平成21年からの第2期では②、⑨、⑩を除く7区画を7人のオーナーが借りて活動を続けています。中央の10区は比較的斜面が少ない区画で、全員の共有地としてかつて植わっていたお茶の木を復活させる予定です。
※追記:平成26年3月に第2期の5年が終了し、4月から5名が契約再更新して活動を続けます。
前々から、薪ストーブの燃料となる堅木をコンスタントに手に入れることができる場所がないかと思っていたのとツリーハウスなどを作れる山林がないかと思っていたところ、新聞に「県の緑整備課が綾上で里山オーナー制度を始める」という記事を見つけたのが平成15年の冬だった。さっそく説明会があるというので参加してみた。里山の土地所有者から5年間区画を借り受けて活動をするというもので、活動内容はそれぞれが決めることができるらしい。シイタケの原木栽培をしたり、森林の木を使ってのクラフトづくりや森林でのレクリエーションなど様々な活動がある。現地での見学会の後県の職員とのインタビューがあったが、私は自宅から少し遠すぎるので今回は抽選会に参加しないことにした。
そして待つこと1年。自宅からすぐ近くの地域で新たに里山を貸し出すことになったと県から電話を受けて応募した。倍率は2倍ほどだったらしいが、見事当選して、念願の里山オーナーとなった。
最初の5年間は子供たちが小さいこともあり、毎週末里山に子供達と行き、雑木を伐採して整備に努めた。子供達は斜面でタイヤを転がしては持って上がるという単純な遊びでもずっと楽しんでいる。私も幼いころに家の近くの山に行き、基地を作ったり、冬には竹でスキーを作り遊んだ覚えがある。今の子供たちは危ないからと理由でそういった遊びができないでいる。そとでの遊びが自由にできる場所さえあればゲームなんかよりずっと楽しい活動ができると思う。
しかし、やがて長男がスポーツ少年団に入り、里山から遠ざかり、親もいろいろとほかの用事でなかなか山に足を運ぶことができなくなった。それでもずっと作りたいと思っていたツリーハウスをハウスとまでは行かないが、木と木をつないで移動できる遊び場を作ることができた。
里山オーナー8年目の現在、自分の区画は整備ができているが山全体から見ると小さい区画なので、共有の区画をどうにか整備して、日光が差し込むようにしたいと思っている。
更新(2014.3.30):契約10年修了の現在、細々とではあるが駐車場西の畑での野菜作りや区画でのシイタケ栽培、それに共有スペースの整備などをやっている。また、伐採した木は自宅の薪ストーブ用に使用している。