北海道キャンプ2010 2010年7月28日~2010年8月6日

北海道キャンプルート2010

北海道キャンプ2010ルートマップ

長男が部活動のために今年はキャンプに行けないことになった。母親も家に残ることになり、息子2人と親父の3人のみでは初めての北海道キャンプ旅行です。出発前はどうなることかと心配だったが、いざやってみるとテント張りや調理にと2人は大活躍してくれました。


第1日目 7月27日(火)

27日夜7時自宅出発。高速道を乗り継ぎ舞鶴へ。約3時間で到着。途中、舞鶴自動車道通行止めの標識があり焦ってPAに立ち寄ったがインフォメーションが閉まっており情報を得ることができなかった。とりあえず行ける所までと思い進むと、どうも通行止め区間は舞鶴より先だと分かり安心。
東舞鶴ICで高速を降り、コンビニでペットボトル茶を買って港へ。新日本海フェリーのネット予約画面で夏休みの繁盛期でも△マークがついているのは「S寝台」のみであることからして、原油高騰でフェリー料金値上げによる客離れがおこってたのは知っていたけれど、港に着いてびっくり。乗船待ちの乗用車の列が4列くらいしかなかった。チケットロビーもがらがら。乗船間際には車の列は6列ほどになった。
車での乗船の場合、運転手以外は歩いての乗船となる。しかし、我が家は今回小学1年と4年の息子2人だけで行かせるのは心配だったのでカウンターで確認すると全員車で乗船OKとなった。ふと隣の車を見ると大人2人に子供3人と犬を乗せた乗客もそのまま車でいくつもりらしい。ルールもなにもあったもんじゃないな。
11時15分に車での乗船が始まり、11時半には船室に入ることができた。さっと一風呂浴びて飲んだビールが最高だった。夜、息子2人が興奮してなかなか眠らなかった。


第2日目 7月28日(水)

翌朝、朝食はパン。昼食はカップ麺。午後船内で映画鑑賞。昼寝の後入浴。夕方5時半にレストランで夕食。
テレビのニュースによると低気圧が接近し道北に大雨警報発令!今晩から明日はすごい雨らしい。天塩の道の駅でP泊の予定だが暴風雨になるだろうな。明日、明後日がひどいらしく、利尻での2日間はキャビン泊になりそうだ。
小樽港に定刻到着。すぐに高速道に乗る。月が出ている。天気予報では留萌に大雨警報が出ているとのことだが、小樽ではまだ雨の気配は感じられない。
札幌JCTから道央道を北へ、深川JCT分岐で深川留萌道へ折れる。ところどころ対面通行だが、時速80キロで進行。留萌からオロロン道を北上。まだ雨は降っていない。苫前、初山別、羽幌と60~70km/hで順調にとばし、やっと夜中の一時半に天塩の道の駅に到着。後部座席の子供たちはビデオを一本だけ見て就寝。道の駅には他にP泊の車が6,7台あった。


第3日目 7月29日(木)

明け方になって雨音がしてきた。天塩でのんびりしている時間もないので6時過ぎに道の駅を出発。オロロン街道をさらに北上。稚内まで約70km。1時間半のドライブ。夜中に降った雨が道路にたまって所々自分の車ではね上げた水がフロントガラスにかかって前が見えなくなるくらいだった。途中、ダンプカーの後ろについて走ることでダンプが水たまりの水をすべて自分でかぶってくれて難なく走れるようになった。
朝8時に稚内のフェリーターミナルに到着。売店でおにぎりを買って朝食。フェリーは通常運航していた。利尻森林公園キャンプ場にキャビンの予約の電話を入れる。どうにか2泊分を確保できた。乗船までの時間に稚内市内のスーパーで買い出しを済ませてターミナルに戻ると車の数が少し増えていた。やはりこの雨のせいか自家用車は合計10台ほど。観光バスはゼロだった。混雑していると予想して特等キャビンをネット予約していたのに、40席余りあるシートもがらがらの状態。2000円プラスしたのにあまり意味がなかった。
フェリー内では疲れから熟睡してしまい、大和に起こされて入港を知った。鴛泊港から沓形まで12km。森林公園に午後2時に到着。このキャンプ場では車を横付けできないし、テントサイトはタープ禁止と少し厳しい場所であった。荷物を降ろし、沓形港にある温泉へ。鉄分たっぷりのいい湯だった。

項目 詳細
新日本海フェリー(舞鶴‐小樽) 車両5m未満 34,000円
新日本海フェリー(1等和室) 大人1名 9,500円
新日本海フェリー(1等和室) 小学生2名 19,500円
高速道(小樽‐留萌幌糠) ETC利用 1,550円
ハートランドフェリー(稚内‐鴛泊) 車両5m未満 16,830円
ハートランドフェリー(1等ラウンジ指定) 大人1名 4,080円
ハートランドフェリー(1等ラウンジ指定) 小学生2名 4,080円
利尻森林公園キャンプ場 バンガロー2泊 6,000円
利尻ふれあい温泉 大人 550円
利尻郷土資料館 大人 200円

第4日目 7月30日(金)

雨は昨夜断続的に降ったが、朝にはどうにか止んでくれた。本日の天気は曇り。風は冷たい。キャビンの中は半袖でもOKだが、テントだときつい寒さだ。
7時すぎ起床。他のキャンプ客はソロツーリングのバイク2台のみ。10時にキャビンを出発。利尻島を左回りにドライブ。仙法志御崎公園で昆布を取っているおばちゃんに話しかけられた。昆布干しを体験しないかと誘ってくれたのでついて行く。鬼脇地区が晴れているのでそこまで車でついて行った。鬼脇港に着いて昆布干しの場所におばちゃんのだんながいたのだが、何か様子がおかしい。結局旦那の許可が下りず、昆布干し体験はできなかった。
オタトマリ沼に戻って散策路をぐるっと一周。昼食はコンビニで買った弁当を港で食べた。午後からおばちゃんに教えてもらった「利尻郷土資料館」に立ち寄る。利尻島の歴史をジオラマや模型で丁寧に説明している見ごたえのある郷土資料館だった。
その後、姫沼を散策。利尻富士登山をと思ったが小学生二人を連れては危険なので今回は北麗野営場から甘露泉水まで20分くらいのウォーキングのみにした。ポンモシリ岬を散策し、沓形に戻るころに晴れはじめ利尻富士の頂の雪がやっと現れた。標高1721mだが、目の前にあるのでものすごく高く感じる。


第5日目 7月31日(土)

9時にキャビンを出発。仙法志のアザラシを見に行く。昨日のおばちゃんはいなかった。利尻昆布をお土産に買って沓形に戻る。礼文行のフェリー乗船まで時間をつぶす。フェリーには観光バスが3台。今回は40分ほどの船旅なので2等室にした。団体客は別の客室に行ってゆったりとできた。
明日の天気が午前中怪しいのでキャンプ場に行く前に少し観光することにして、桃岩展望台に寄った。
九種湖畔キャンプ場に午後2時に到着。近くのスーパーで買い出し。このキャンプ場は周りに風を遮るものがなく、東の山からの吹き下しがすごく強くテントが飛ばされそうだ。タープをどうにか立ててから銭湯に行く。夕方早かったからか湯船のお湯が熱すぎて結局風呂につかることができなかった。
夕食を済ませてテントに入ったころから雨が降りはじめた。まるで台風のような強風が吹き荒れた。タープの下にボックスや荷物をしまい、タープのポールを一段短くして雨を防いだ。夜中になるにつれ風が強まり、テントごととばされると思うくらいの風が吹いた。何度車の中に避難しようかと思ったことか。明け方には雨と風が徐々に弱まり、6時には一旦止んだとおもったら、隣りの大阪ナンバーのくるまのおっさんが大声で話をして、おまけに車のエンジンをかけっぱなし。すごく迷惑。

項目 詳細
ハートランドフェリー(沓形‐香深) 車両5m未満 6,110円
ハートランドフェリー(2等旅客) 大人1名 830円
ハートランドフェリー(2等旅客) 小学生2名 830円
九種湖畔キャンプ場 テントサイト2泊(要入場料) 2,400円
船泊の湯 大人 390円

第6日目 8月 1日(日)

午前中はスコトン岬、澄海岬を車でぐるっと見て回り、昼から礼文岳登山。登山口でまずカップ麺の昼食。60歳代の風雨が下山してきたので尋ねると往復休憩を含めて4時間くらいかかったそうだ。私たちの健脚だと3時間くらいで往復できるだろうと言ってくれた。登りの最初はきつかったけれど、それから2キロほどは緩やかな勾配。森林限界を抜けるころから少し上りがきつくなり始めた。1時間半でニセ頂上に。ところがそこから向こうはすでにすごいガスで山頂が見えないし、風がとても強い。このまま行っても何も見えないだろうから引き返すことにした。下りは1時間くらいで、結局3時に登山口に帰ってきた。汗を流しに温泉へ。香深に新しくできた「うすゆきの湯」へ。昨日の銭湯とは違い、新しくてきれいだった。
夜は北海道キャンプで恒例となったジンギスカン。やはり、北海道で食べる焼肉は最高!

項目 詳細
うすゆきの湯 大人 600円

第7日目 8月 2日(月)

9時キャンプ場出発を目指したが、荷物を積み込み出発できたのは10時。エンジンをかけようとするとかかりが悪い。旅行出発前に車検を受けたがバッテリーの電圧が下がっているといわれていて心配していたが、こんな時にバッテリーがあがってしまったら帰れなくなってしまう。とにかくガソリンスタンドが整備工場を探して香深港へ。じいちゃんのしている小さな工場を見つけて入ったがバッテリー充電には時間がかかるのでとりあえずバッテリー補填液を購入。稚内市内でバッテリーを交換した方がよさそうだ。とにかく12時半のフェリー出航までエンジンを切らずに充電を続けることにした。
稚内についてトヨタのディーラーに行く。バッテリーはやはり2つとも交換した方がいいとのこと。とりあえず市内を回って安いバッテリーを探したけれど最初に入ったトヨタカローラ店が一番安かったので、2個とも替えてもらった。それで1時間以上のタイムロス。ウルタイベまで行くと遅くなるので今夜はクッチャロ湖でキャンプすることにした。

項目 詳細
ハートランドフェリー(香深-稚内) 車両5m未満 19,070円
ハートランドフェリー(1等ラウンジ指定) 大人1名 4,500円
ハートランドフェリー(1等ラウンジ指定) 小学生2名 4,500円
クッチャロ湖畔キャンプ場 テントサイト 200円
はまとんべつ温泉ウィング 大人 500円

第8日目 8月 3日(火)

クッチャロ湖畔キャンプ場を9時に出発。さぬき市・剣淵交流事業で3年前に我が家でホームステーをしたさちお君の家に寄ってみることにした。今までずっと海を見ながらのドライブだったが、今日からは内陸を進んでいく。3時間余りで士別に到着。昼食にらーめを食べ、地図を手掛かりにさちお君の家をさがしてどうにかたどり着いた。さちお君は部活動で留守だったが、お母さんとお父さんがいた。少し話をして、お土産を渡して次のキャンプ場に向けて出発。
国設白金キャンプ場は森に囲まれたいいサイト。ただ買い出しをするのに10キロ以上車を走らせなければならないのが大変だ。

項目 詳細
国設白金キャンプ場 テントサイト(2泊) 1,600円
白金温泉「銀瑛荘」 大人 500円

第9日目 8月 4日(水)

朝から雨。昼前には止むらしいけど予定が狂ってしまった。10時になってやっと止んだので、青い池までの往復8kmをウォーキング。途中のベンチでお湯を沸かしてカップ麺を食べた。今回のキャンプでは昼食にカップ麺をたくさん食べたのだが、大和の夏休みの日記はそのことを強調して書いたものだから、キャンプに行ってカップ麺やコンビニ弁当ばかり食べている印象を与えてしまった。朝、夕はきちんと自炊しました!

項目 詳細
白金温泉「森の旅亭びえい」 大人 800円

第10日目 8月5日(木)

朝10時にテントを撤収。予定を変更して富良野をまわって小樽まで行くことに。といってもラベンダーを見ることもなく滝川へ。そば屋で昼食。近くの「北海道こどもの国」に寄ってみたがたいした施設がなかった。そこからは高速道ではなく海岸線を通って小樽へ。最後の夜は寿司屋にでもと思ったが結局時間がなく、ポスフルで寿司パックを買って映画館へ。北海道キャンプ最後の夜はフェリー出航までの時間を映画館でつぶすことにしている。今回は『トイ・ストーリー3』を見た。
舞鶴行のフェリーは車が一杯乗船を待っていた。フェリーは定刻に出航。

項目 詳細
新日本海フェリー(小樽-舞鶴) 車両5m未満 30,600円(往路割引)
新日本海フェリー(1等和室) 大人1名 8,550円(往路割引)
新日本海フェリー(1等和室) 小学生2名 17,560円(往路割引)
ウィングベイ小樽ワーナー・マイカル・シネマズ 一般 1,500円
小樽朝里川温泉 大人 600円

第11日目 8月 6日(金)

長いフェリーでの一日だが、船内映画を見たりしてあっという間に夜になった。
どうやら舞鶴へは30分くらい早く到着しそうだ。


第12日目 8月 7日

夜中すぎに帰着。帰りは高速1000円を利用して、舞鶴から2000円で帰ってくることができた。