キャンプ・ギア

子供が生まれてから始めたオートキャンプ。道具等も増えてきて、出発前の準備もさることながら、帰ってきてからの片づけも大変だ。


TresCasasのキャンプスタイル

TresCasasの定番キャンプスタイル

テント タープ コンロ ダッチオーブン 七輪 クーラーボックス RVボックス 薪用枯れ木
TresCasasの定番キャンプスタイル

車で目的地まで行き、キャンプ場に宿泊するのを「オートキャンプ」とするならば、我々のスタイルもそうだろう。でもこだわりは「オートキャンプ場」は利用しないところかな。隣りのテントと十分な距離を保つことができる「フリーサイト」で上のような位置にテントやタープを設置するのがTresCasas流だ。


テント ~シェラデザインズ・ストレッチプレリュード~

我が家のテントはこれが2代目だ。次男が生まれてそれまで使っていたものが狭くなり購入して早10年ちょっと。

購入のポイントは、①大人2人と子供2人が寝れて、バッグ等も入れることができる大きさである。②防水加工がしっかりされている。③収納がコンパクトである。④前室がある。といった点だった。

大型スポーツショップには、格安のドーム型テントを販売していたが、上の条件を満たすテントがなかなか見つからなかった。そんな時よく利用している「ベースキャンプ高松店」がセール中で、シェラデザインズのテントも安くなっていたのですぐに購入した。

設営は、インナーテントを4本のポールで吊り下げる方式だ。床の形が四角形ではなく、前後が狭くなっている変則的な形状で、ポールの組み方も少し変わっているので、シーズン最初の設営時に一瞬考えてしまうこともあった。

購入して10数年。三男が生まれ、長男、次男の身長が伸びてきた現在は親子5人でこのストレッチプレリュードを利用するのは無理になってきたので、次なるテントを物色中です。


タープ ~ダンロップ・

このタープ、現在は廃盤だろう。タープを購入した時はまだファミリーキャンプが今のように流行ってなく、アウトドアの道具を買うには山岳用具店に行くしかなかった。「アイボスポーツ」で購入。ポールがアルミではなくスチール製で、接続部分に鎖が付いてるタイプだ。

炭火が飛び何カ所か小さな穴が開いたりしたが、まだまだ現役で使っている。

テントとタープをくっつけて、タープをリビング代わりに利用している。できるだけ開放感を楽しみたいので、伸縮式のポールを2本買い足し、景色のいい方向のタープのサイドを高くしている。道路側や隣りからの視線を遮れるように反対側のサイドは低くするようにしている。


コンロ ~コールマン パワーハウス アンレデッド ツーバーナー 414~

ツーバーナーのいい所は、鍋を安定して置けるということだ。火力は確かにメインバーナーの方はかなりあるのだが、サブの方は保温程度にしか使えない。我が家では、メインディッシュは七輪を使って作る。ツーバーナーの方はご飯を炊いたり、お湯を沸かしたりとする程度の使い方だ。

それともう一つ。いざという時に車のレギュラーガソリンも使えるというのが売りの「アンレデッド」だが、我が家の車はディーゼル車なので全く無縁(無鉛)だった!(お後がよろしいようで(^_^)/)

このツーバーナー、10年以上使っているが、ジェネレーターを一回交換したぐらいで調子はすこぶるいい。ただ、煮物の吹きこぼれなどをしっかり片づけてやらないと保管中にゴキブリが中に棲んでいた、っていうことにもなりかねないので注意!


七輪 ~ブランドなし~

何の変哲もない七輪です。最初は自宅で焼き鳥用に購入したんだけど、キャンプでダッチオーブンを乗せるのにちょうどいいということに気づき、キャンプでも活躍するようになった。

燃料の木炭は、夏にはどのスーパーでも購入できるし、バーベーキューコンロと違い七輪は少量の木炭で十分な火力を得ることができるのが魅力だ。それと、何よりキャンプ場では炭の後始末に困るのか、まだ使える木炭をたくさん捨てて帰る人がいる。中には直火禁止の場所で残った炭を捨てていくキャンパーもいたりする。だから、TresCasasは木炭を買ってキャンプに出かけるのだが、捨てている炭を利用させてもらうので買った炭をほとんど使わずに済むことが多い。消炭はすぐに火がつくので便利なのに、本当にマナーを守ってほしいものだ。

炭をおこすのによくガスバーナーや着火剤をつかっているのを見かけるが、TresCasasは新聞紙と枯れ枝を使う。

まず七輪の底にねじった新聞紙を2枚分入れ、その上によく乾燥した枯れ枝や割り箸を置く。その上に木炭を3,4個のせる。そして新聞紙に火をつけひたすらうちわで扇ぐのみ。扇ぐのは七輪の下の空気窓からだ。勢いよくうちわで扇ぐと「グォー」と音を立てて火が七輪の口から噴き上がってくる。その噴き上がる火で木炭が燃え上がるのだ。新聞が燃えているのはほんの1,2分間。その間にまず枯れ枝に火を移す。枝が燃え始めれば後は木炭に火が移るまで手を休めず扇ぐのみ。

注意するのは新聞紙と枯れ枝を入れすぎないことだ。特に枯れ枝。炭に火がついてからまだ枝が燃えているといつまでも煙が出てくる。その上に鍋をかけると鍋底が煤だらけになるし、網焼きで肉を焼いても煙ったくて食べれないので注意しよう。


ダッチオーブン ~ロッジ・キャンプオーブン 10インチ ディープ~

TresCasasがダッチオーブンを購入したのはオートキャンプを始めた15年ほど前だ。当時はキャンプに行ってもダッチオーブンをつかっている人はほとんどいなかった。情報もあまりなく唯一、菊池仁志著『日曜日の遊び方 ダッチ・オーヴン』を本屋で見つけて購入したのを覚えている。

料理方法はほとんど自己流だ。というのもダッチ・オーブンは材料を放り込んでいればあとはのんびりと出来上がるのを待つだけといういたって楽な鍋だからだ。

蓋が重く、密閉性があるので材料からの水分も手伝い時間さえ注意すればまず焦がす心配がない。注意する点と言えば、調理が終わった後のことだろうか。キャンプから帰ると鍋の中のこびり付きをたわしなどで丁寧にとった後、ガスコンロにかけて水分を十分にとばす。そして軽くサラダ油を引き、キッチンペーパーで拭いて油をしみこませる。十分に冷ましてから収納することを心掛けている。仕舞う時は鍋の中に新聞紙を丸めて3,4枚入れておく。湿気予防になるし、次回七輪で炭をおこす時に使えて便利だ。


クーラーボックス

もともと海釣り用として買っていたものを流用している。今ならいろいろと機能多彩なものがアウトドアショップに並んでいるが、買い替えるのももったいないのでずっと使っている。さすがに保冷力が劣るので、中にコールマン製のソフトクーラーを入れた二重構造にしている。長期キャンプ時、スーパーでの買い出しにはソフトクーラーを持って入り食材を詰めることができるので便利である。


RVボックス

車内をできるだけ広く使うために小物のキャンプ用品はRVボックスに分けて収納し、車のルーフラックに載せて移動している。TresCasasのThuleキャリアボックスは800サイズのボックスが3個ギリギリに収まるサイズなので、キャンプ用品をキッチン、七輪、その他の3種類に分けて収納している。
ルーフラックにのせて移動する際のボックスの固定方法は十分注意する必要がある。特に高速道ではラゲッジネットのみでは重量になったRVボックスが急ブレーキやカーブの際に吹っ飛んでしまうことがある。タイダウンロープでしっかりと固定して、SAでの休憩時に締り具合を確認しよう。


枯れ木(薪用)

キャンプの醍醐味のひとつが焚火だ。四国の公設のオートキャンプサイトではまず直火での焚火はNGだ。北海道では直火での焚火OKのサイトもあるが焚火の後そのままにして立ち去るキャンパーがいたりするのを見ると悲しくなる。
そんな時に便利なのが焚火台だ。TrecCasas愛用の焚火台はスノーピーク社製焚火台。大は小を兼ねるというが、TresCasasはMサイズを購入した。
キャンプ場に到着したらまずテント・タープを設営し、食事の準備に取り掛かるわけだが、子どもたちには薪集めを兼ねて周辺探索をさせる。夜には焚火の火を子供に管理させる。日頃の生活で直に火を扱うことが少ない現代社会ではある意味貴重な体験だ。まぁ、子ども達は薪だけでなくいろんなものをもやして楽しむが、キャンプの時は目をつむって細かいことは大目に見ている。