レンタカーの旅のルート
アウトドア派の我が家の夏は「北海道キャンプ」が定番だが、今年の夏はいろいろ迷った末にアメリカに行くことにした。
実は、今から30年近く前の大学時代にアメリカ・ウィスコンシン州に3週間ほどホームステイをしたことがあり、お世話になったホストファミリー宅を機会があれば訪れてみたいとずっと思っていた。アメリカは近いのでいつでもいけると思い、はや30年近くの歳月が過ぎたのであった。ホストマザーからは毎年クリスマスカードをいただいたおり、カードに添えられた近況を記したレターを読むのが楽しみだった。
行くのなら今しかないと、計画を立て始めたのが7月。最終のホテル予約が完了したのは出発の4日前! でも、どうにか出国できそうだ。
あっ!パッキングがまだだ!
旅行の計画を立てるのにインターネットは欠かせない。今回の旅も航空券からホテルの予約まですべてネットで済ますことがでた。格安チケットサイトを利用してみてわかったことは、いろんなサイトを比較して、一番自分にあったものを選ぶのが大切だと言うことだ。
利用したサイト:ホテル関係はエクスペディア、Booking.com。アメリカ国内航空線はHotwire.com。また、レンタカーは料金体系と営業所の場所からダラーレンタカーを利用した。利用してみての感想等は、帰国後報告予定である。
今回のレンタカーの旅で必要なものがカーナビ(PND=ポータブル・ナビゲーション・ディバイス)であった。国内旅行なら事前にガイドブック等を調べておけばカーナビが必要になることはめったになかったのだが、今回の旅では、シカゴやデトロイトといった大都会もドライブする予定なので、助手席のナビ?に頼るわけにもいかない。「海外・カーナビ」で検索すると、ガーミン社の製品がヒット。運よくnüvi1460がイエローハットでセールス中であったので早速購入。
日本向け製品には日本の道路地図が予めメモリーにインストールされているが、必要なのは北米ドライブマップ。どうも、定価16,800円のSDカードを別途購入しなければならないらしい。ガーミン社のアメリカサイトには、DVD-ROM版やダウンロード版のマップの情報もある。しかし、地図ごときに2万円近いお金を出すのはもったいないので、いろんなサイトを調べてみると、ヨドバシカメラで「City Navigator NT North America DVD版」が、配達無料で10,800円の特価販売中だったので注文。
そこで問題発生!日本の正規代理店であるiiyo.netのサイトにnüvi1460の対応マップソースはmicroSDメモリータイプのみとの但し書きがある。はたして、使えないのか!nüviをUSBでPCに接続してPND本体のファイルを見ると、マップソースらしきファイルの格納されたGPXフォルダーとは別に、Garminという名のフォルダーにxmlファイルがある。これは、変にファイルを上書きすると本来の日本の道路地図も利用できなくなるかもしれない。
そこで、ネットをさらに検索して分かったことは、microSDにGarminフォルダーを用意し、その中にマップソースから生成したgpxファイルを放り込むとナビ本体で認識するらしい。さっそくやってみたが、アメリカの地図に道路らしきものは確認できない。
何度かチャレンジ。ひょっとして?と思い。nüviのトップ画面の地図からアメリカに移動して、拡大してみると何と!道路が表示されたではないか!さっそくその場所を現在位置に設定。そうすると画面が反転!時差を感知して表示が変わったのか!
そして、検索のメニューに海外住所が追加されていることに気付いた。こうなれば、こっちのもの。グーグルマップで登録したマイマップの場所もエクスポートできることが分かり、早速実行。
DVD-ROM版シティーナビゲーターはアメリカとカナダのマップソースが納められているのだが、一つのマップではなくひとつひとつの州がさらに細分された地図に分かれており、そのひとつひとつ選択が可能である。というか、マップを選択して初めて送信できる仕様になっている。要するに必要な部分のみmicroSDにエクスポート(送信)すれば言い訳だ。また、マップ本体以外にウェイポイントやルートのエクスポートもダイアローグ画面で選択が可能である。重要なのはエクスポート先のディバイス選択でナビ本体を選ぶとマップが上書きされ、もとあった日本地図がなくなってしまうので要注意。ディバイスはnüviの本体に差し込んだリムーバルディスクを選択してやるとあとは勝手にソースを書き込んでくれる。
こんな具合にnüviのお気に入りに場所を登録したり、ルートを設定したりして準備完了。GPS機能をOFFにしてシミュレーションする限りでは目的地への到着時間や距離も表示されていいのだが、はたして実際に現地で動作するのか不安である。
この件に関しても帰国後の報告となる。ナビが動作しなければ複雑なアメリカのハイウェイをどうやってドライブするかだ。それも、7日間で2000キロ以上のドライブである。