モンゴルの旅その2 2002年8月13日~8月23日

モンゴルにて2002年夏―フブスグル湖畔のツーリストキャンプにて― 2002年夏

昨年に続いて今年もモンゴルに行ってきました。今回は5歳の長男との二人旅です。

昨年の旅行では長男が熱中症にかかってキャンプができなかったのでそのリベンジの意味で、フブスグル湖の湖畔でゲルに泊まって釣りや乗馬を満喫しました。


第1日目 8月13日 晴

今回もアクロストラベルで関空‐ウランバートルのチケットを購入。ウランバートルまで約4時間の飛行もあっという間で、友人の迎えで市内のマンションに到着。モンゴルと日本は3000キロ離れているのだが時差がないので楽だ。


第2日目 8月14日 晴

国内線でフブスグル湖に向けて出発。友人一家は仕事の都合で2日遅れで合流予定。私たちは彼のドライバーと先に湖に向かうことにした。ドライバーのバーサンはとてもやさしいモンゴル人で、前回の旅行でも私たちの子供二人の世話をよくしてくれ、子供たちも馴染んでいた。ただ、英語、日本語を全く解しない。分かるのはモンゴル語とロシア語のみ。一方の私はモンゴル語とロシア語がダメ。一抹の不安を抱えながらモンゴル航空機に搭乗。
フブスグル湖はモンゴル最北にある淡水湖だ。私たちが滞在するのは西湖畔にあるトイログトキャンプ場で、ゲルに宿泊予定だ。ロシア製プロペラ2発機で約1間のフライト。飛行機が効果を始めたので下を見ると、なんとそこは草原の滑走路。パイロットは空軍の軍人あがりなのだろう。安定した着陸だった。友人からは空港からジープでツーリストキャンプに向かうと聞いていたので、荷物を受け取り建物の外に出てそれらしき車を探したが見当たらない。ここはバーサンに頼るしかない。後でわかったことだが、私たちの乗るジープを先に降りた旅行客が乗って行ってしまったらしい。キャンプサイトまではもちろん路線バスなんかない。どうも空港近くに港がありそこからツーリストキャンプ近くに船が出ているらしいので利用することにした。これもバーサンから聞いたのではなく後でそういうことかと分かった事なのだが・・・。
とにかく、トラックの荷台に乗せてもらったり、船に乗ったりで無事ツーリストキャンプに到着できた。私たちが泊まったツーリストキャンプはゲルが全部で20くらいある施設で、管理棟は大きな丸い木造の建物でレストランとを兼ねている。一応シャワーの設備もありお湯もでた。ポットン式のトイレはものすごく汚かったが、これだけはしないわけにはいかないので臭さを我慢するしかなかった。


第3日目 8月15日

フブスグル湖でルアーフィッシング。レイの竿に当たりが。20センチくらいの魚が釣れた。


第4日目 8月16日

ツーリストキャンプ周辺

ツーリストキャンプ周辺

第5日目 8月17日

乗馬を楽しんだ。モンゴル馬はサラブレッドより小型なので乗りやすかった。半日馬を借りて1ドルという信じられない値段だった。馬に乗って湖沿いを10キロほど行った。息子はバーサンの前に一緒に乗ってついてきた。モンゴル人は誰でも乗馬ができるのだろうか。


第6日目 8月18日

ツーリストキャンプから車で1時間ほど行った山にトナカイを飼うツァータン族の人たちが住んでいて、その様子を見学できるというので行ってみた。山の麓からはツァータン族のいる場所までは約1時間の登山だ。林を抜けるとやがて低木しか生えない岩山になり、さらに進むとトナカイの群れが見えてきた。トナカイは北欧にしかいないかと思っていたがモンゴルにいるとはびっくりした。ツァータン族はゲルではなく移動が簡単なティーピーに暮らしていた。かつてモンゴル民族がベーリング海峡を越えてアメリカ大陸に渡って行ったと聞いていたが、アメリカ先住民と同じティーピーをツァータン族が使っているのが何よりの証拠かもしれない。そのティーピーの近くにナイロン製の山岳テントがあった。ツァータン族を調査しているアメリカ人のものらしい。


第7日目 8月19日


第8日目 8月20日

帰りは行きのルートとは違い県都ムルンまでロシア製ミニバンで山を越えていきました。峠を越えると広大な草原が広がっていた。その草原を川が流れ。ヤクに大きなタンクを引かせて水を汲みに来ている遊牧民がいたり、草原をどこへ向かうのかバイクで走っている人がいたり。日本と全く違う時の流れの中を生きているんだなと思った。
ムルンの町並みは碁盤に走る道路があり、草原の中に突然現れた町といった感じだった。また建物はゲルではなくシベリアで見られるような木造の四角いものだ。おそらく冬の気候が厳しいのでゲルでは寒すぎるのだろう。
空港には外国人旅行者がたくさんいた。アメリカなまりの英語が聞こえてきた。友人の話では、モンゴルは開拓時代のアメリカを彷彿させる景色があるのでアメリカ人がなつかしがってたくさんやってくるそうだ。


第9日目 8月21日

前回のモンゴル旅行でできなかったテントでのキャンプに行きました。友人が仕事でいけないためバーサンと3人で郊外の川岸で一泊してきました。
バーサンが「ホルホグ」というモンゴルの伝統料理を作ってくれました。羊肉と野菜と熱した石を牛乳缶の中に交互に入れてさらに火の上で焼いて作ります。味付けは塩のみ。あっさりとして肉と野菜の本来の味を楽しめました。


第10日目 8月22日

友人にレストランに連れて行ってもらったが、モンゴルのビールはドイツ仕込みのピルスナーでとてもおいしかった。Khan Brauというブランドだ。記念にグラスをもらった帰った。帰りに街でKhan Brauの広告を見つけた。

Khan Brauの広告

第11日目 8月23日

無事帰国


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