カンボジアの旅その2 1994年12月25日~1996年1月4日

カンボジア編:シェムリアップにて

ホーチミン市でストップオーバーの後、プノンペン空港に無事到着。友人の迎えで市内へ。マーケットや内戦の傷跡をそのまま記録した「トゥールスレン刑務所博物館」などを見学。

翌日国内線でアンコールワット遺跡群のあるシェムリアップへ。私が訪れた1994年当時はちょうどその前の年に総選挙があり、徐々に平和を取り戻していきつつある時期で、アンコールワットの観光ブームが始まるときであった。シェムリアップ市内にはまだ大きなホテルもさほどなく静かに観光ができた。

アンコールワットやアンコールトムを見学した後、ガイドにトンレサップ湖の湖上で生活する人たちを案内してもらった。

トンレサップ湖は東南アジア最大規模を誇る湖で、乾季は深さ1メートル、面積3000平方キロメートルほどだが、雨季になると深さ12メートル、面積1万平方キロメートルにも拡大するらしい。湖上に浮かんだ船が家代わりで、なんと日本のNPOが作った学校まで船の上にあった。

ここでの生活の糧は豊かな湖で獲れる魚だ。ベトナムのメコンデルタでも見たが、獲った魚を船のいけすで飼育して市場に卸しているらしい。


ベトナム編に戻る