春のメンテを怠っていたので、シーズン間際のメンテとなりました
煙突への煤の付き具合はひどくなかったのですが、ダンパーガスケットが一部はがれていたので、ダンパーのしまりが悪く、ストーブのフルーカラーに灰が大量に溜まっていました。
ここで大失敗! ガスケット交換にはダンパーをいったん取り外す必要があるのだが、ダンパーはボルトでダンパーロッドに固定されている。そのボルトをレンチで緩めたはずが途中で折れてしまった。
ネジ穴にボルトが残ってしまっていたらどうしたらいいのかという不安が一瞬頭をよぎったのだが、ダンパーの裏を見て思い出した。ダンパーの裏でボルト止めをしていたのだ。実は数年前にも一度このボルトを交換したことがあり、その時予備のボルトセットを購入していた。ダッチウェストのストーブにはインチネジが使われており、ホームセンターで同じ規格のを探すのが苦労したことも思い出した。
で、今はそのボルトをどこに保管してあるかだが、あったあった!ストーブ後ろの棚に見つけてさっそく交換。
ガスケットの交換で苦労したのは、ダンパーガスケットを固定する溝が浅かったことだ。数年前にボルトを交換した時にダンバーがすでに傷んでいたのだが、ガスケットセメントを使って固定しなおそうとしたけど溝がなくてできなかった。
今回改めて灰を掃除機で吸い取りよく見ると溝にセメントが硬化して埋まっていた。マイナスドライバーで引っ掻いても一部分しか取れない。そこで取り出してきたのが「DREMEL」のロータリーツール。以前均衡細工を趣味でしていた方からもらったアメリカのツールだ。アタッチメントを先のとがった砥石にして溝をこそげた。
あとはガスケットセメントを溝に埋めて...。と思ったら8年前に買ったガスケットセメントがチューブの中でカチカチに硬化して使い物にならない!急遽車で20分ほどのところにある薪ストーブ専門店に電話してみると在庫があったので購入して難を脱した。
天板裏のガスケットもかなり傷んでいたので交換した。
ガスケットセメントを買うついでにストーブポリッシュも購入した。14年目を迎えた我が家のFA225も錆と埃でみすぼらしくなっていたのでかつての黒光りを取り戻すべくポリッシュ液をつけて磨いてみた。ストーブの表面はデコボコ加工をしていてほこりがたまりやすいのだ。でも、ちょっとはましになったかな?冬の間ストーブトップに水を張った鍋を置きっぱなしにしているのが悪いのは分かっている。鍋底についた水が錆を呼んでいるのだ。
- 灰を取り除いたフルーカラー内部
- 折れたボルト(右)、新しいボルト(左)
- ダンパーの裏
- Dremelロータリーツール
- 錆びついたストーブトップ
- ダンパー