メキシコ旅行Day2

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1987年12月26日(土)

今、ティファナからバスで南下すること20時間Culincanいう町のCentroにいる。とにかくこのExpresso Guadajaraは乗るまでが大変だった。まず朝起きてチェックアウト後、ツーリストカードにスタンプを押してもらおうと再び国境に行こうとしたけれど道がわからず。とにかく橋を渡っているとアメリカ人らしき男性がいたので、道を尋ねるとついて来いというのでついて行った。南部なまりの強い70近いおじいさんで、オレが日本からだというとは先日の地震のこととかヤクルトのオーナーのことなど尋ねてた。米国側の国境に行き事情を説明すると、ここじゃなくててメキシコ側のイミグレーションに行けというのでひきかえし、昨晩通ったところへ行くと今度はバスで南下するのならバスのターミナルでスタンプをもえと言われる。。結局再びCentroへ。ここからが大変で4th CallaとRevolutional Avの交差点からバスがでると書いてあるけどいくら待っても目的のバスはやってこない。仕方なく観光局へ行ってみたりしたどクリスマスで閉まっているし、その間にバスがやって来てはと心配で食事もせず前を通るバスの運転手にVa Usted a Certral Campinera?と尋ねるけど、答えはNo! やっとのことで向こうのCalleへ行けというので戻っていくと、いたいた!B.Vistaと示したバスが。急いでとびのoり、やっとのことでCentroへ。同じバスにスイスからのバックパッカーがアメリカ人のバックパッカーと話をしていた。Centroに着いてびっくり。切符を買うのにものすごい列ができていてターミナル内はごったがえしている。両替所に行くとT/Cは受けつてくれないという。Mexico方面行きの列にならんでいると、順番待ちの番号を書いた紙きれをくれる。21番。前と後ろにならんいいた人が幸いにも西・英語を話せ、いろいろいろとお世話になった。とりあえずMazatlanまで行くことにして、切符を買ったけどこの時の計画はあとでみごとだということかわかった。バス発車まで1時間あるあるのでImmigrationに行く。難なくスタンプをもらい腹ごしらえにカフェへ。メニューはあるけどそれが何なのかわからず、おまけに前払いときたので、コーヒーとサンドイッチをたのんだけど、中に何をはさむからしきことを聞いてくるので適当に返事をする。コーヒーはなんと紙コップにお湯をくんでくれるので何かと思えば、横にインスタントコーヒーのはいった壺がある。自分で作るのだ。鶏肉の辛く煮たものとハムエッグをトルティージャにはきんで食べる。テーブルがいっぱいなので、カウンターのすみっこで立って食べた。バスの中で腹がへってはとクッキーも買ったけど、そこの店員がオレが日本人とわかると「コーヒーをください。」etcを日本語で言ってくれとせがんでくるので教えてやると、自分で繰り返して隣の女の子と「やった!」と一人ではしゃいでいた。
バスはTres Estrellas de 0ro社のグアダラハラ行きで、15分おくれでほぼ満席で出発。夕方5時に最初の休憩trente minutos。ここのバス停の名前は分からないけどトイレの入口におっさんがすわっていて何か雰囲気的にチップを払ってはいるのかと思い、100ペソを箱の上に置いて用をして出ようとするとびっくりちょろちょろと水か出ていた。洗面所は小便器だった。おっさんが用をたしていなければもう少しでその水で手を洗おうとするところだった。
コーヒーとハンを買って、外へ出ようとすると戸のところにいるおっさんが通してく入れず、何かまくしたてくてるので「グアタラハラに行くのだ」と言うと、それならこっちで切符を買えという。困ってTengo un boletoと言うと、にこっとして戸を開けてくれた。外に出て様子をうかがっていると、女の人には全員何も言わず戸を開けてるのに、男の人には5~6人に一人に文句を言っている。要するに自動ドアなのだ。外は寒いので再び中にもどると隣のおっさんがどこに行くのだというから Mazatlanだというと、歩いてか?と冗談をいう。タバコをすすめてきたけどすわないのでごめんとことわった。全員バスに乗りこむと、ヒニール袋をかかえたおっさんが乗りこんできて(このおっさんさきほど待ち合い室で急に歌いだした人だ)何かSenor、Senorと言い、またもや歌を一曲歌ったあと、通路を奥の方行く。そうだチップを要求しているのだ。チャリン、チャリンと100ペソくらいずつおっせんの手の中におさまっていく。一回歌えば一日食べれるくらいにはなるのとちがうかね。
次は夜8時頃再びバスかとまり、みんな荷物を持ってでだすのでこれは税関だなと直感したのでオしもバックパックをまってみんなのあとについていく。ます身分証明書の提示。ツーリストカードをみせると、「どこから来ましたが。」とメキシコ人が日本語できいてくる。「Japon」とオレの方はスペイン語で答え。「どこへ行きますか。」に「Mexico City」何かおもしろい対話だった。
バスの中は初めのうち足もとをすうすうと冷たい風が通り、たまらなくなった人が「Tenemos Frio」と言うけど運ちゃんは自分の好きなカットテープきいていてきこえない。オしはなまらなくなってヨガボーズでガマン。次のバス停でやっと運ちゃんもわかったのか、風をとめてくれた。それでもHermosilloくらいまでは時々換気のためか、冷たい風がきてその度に目がさめた。一番困ったのは今どこらあたりを走っているのがまったくわからいことだ。バス停にも駅名を書いていないのが多く、道路標識もオレのすわっている方からは見えず、本と時間をてらしあわしてこの時間だからだいたいこのあたりだると考えるたけだった。
バスの運転手は途中で交代はしているみたいだけどTijuanaからGuadalajaraまで数千キロを時速100キロでほとんど真っ暗な道をぶっとばすんだからもう勘以外何をないだろう。まあ40人の命が全部かかっくいるのだから信用するしないいな。Mazatlanの手前の町Culiacanでなぜか全員降りるのであれって思い、運ちゃんにきたけど今いちはっきりしないけど、どうやらバスを掃除するのとちょっとでろということらしい。ここのバス停では入り口には、ライフルを持って守衛がいて、内にでるには、その横のカウンターでチケットを買って渡さなければ出さしてもらえない。ライフルでうたれてはたまんないので、みんなにしたがう。
Mazatlanには昼一時すぎに到着。CentralもいいけどせっかくるのでPlaya Norteの海岸沿いのホテルに一室をとったけど安いと思ったったら何のことはない、せっかくの場所なのに部屋は裏側にあり、何のためのPlaya Norteだろうか!夕食は本に載っている店に行き最初店の特別料理を注文したけど、腹がおきないのでPescado Fillet Molinera も食べたらホテル代より高くなった。今までの日本人をみかけなかったけど、30才くらいのおっさんが「球の歩き方」を片手に歩いているのをみかけたけど、声はかけなかった。せっかくの避暑地だけど、風は強いし曇っているしで今いちだな。明日はどうしようか?