メキシコ旅行Day11

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1988年1月5日(火)晴れ

もうとにかくひどい日だったな。オアハカへはもう二度と来ないぞ!もう元はと言えば、ベラクルスで一日滞在を延ばしたことからはじまるのだけと、昨々は飛行機の再確認のためのギリギリの日だったので、国際電話のできるホテルにとH.Senorialに2万5千をだしてとまたところが、ます日本へのteleがだめ。そしてLAへも通じない。困って長距離電話局へ行って、4万ペンでかけてもらったけとLADAが呼びだでせないそうだ。おせってしまった。こうなると電報を打とうとNWの住所を聞こうと旅行会社を尋ねたところ、デルタのメキシコ支局にteleしてくれて、どうにかセーフ。でも手数料として1万5千もとられてしまった。第ーの関所はクリアしたものの、次にDFへの足確保に昼はもう街のはしからはしまで走りまくった。まず列車の駅に行って尋ねると4時半まで待てというので、わざわざ構内のレストランで食事をして行ったのだけど、昼に行った時点で二等に乗ろうとものすごい人が列をつくっていた。オレは一等だし1等列車は自由席だときいていたので、ちょっと不安だったものの4時半に行ったらなんのことはない。予約のない者には今日の切符は売れないの一言。ウイスコンシンから来ていた中年夫婦も結局水曜の列車しか取れなかったそうだ。それにしても要領の悪いことったらこのうえない。一度切符の窓口の正面で予約してから買えなんて、全部手作業。2等バスターミナルの方へいってはみたけどやはり前の日と同じくらいの列。それじゃ飛行機はと旅行会社に行くと明日の夕方なら取れるというけど、もう一日もこんな所にいられるかと思い断った。もうバスターミナルの間と列車の駅の間を何回往復したんだろうか。これでチケットが手に入らなければもう明日飛行場へ行ってキャンセル待ちしようと決めて1等パスターミナルに行って並んでいると、PFまでの切符はいらないかいかとおばさんがいっているので、これをのがしたら!とすぐ買った。これでとりあえずDFに行けると近くのTaqueriaでトルタスを食べ乗り場に。でもひょっとしてこのチケットは偽物では?!という不安があり、チケットに書かれている時刻は時刻表にないし、ああおしまいか!と思っていたらどうにか乗れてDFに。
DFに着いて、この旅行最大の危機が訪れたのである。始発のメトロまでコーヒーを飲んですぐに南行きバスターミールまでメトロに乗ったけど、朝6時と言うのに1号線はひどい混みよう。ドアがあったとたんガバっと押してるので波といっしょに列車の中へ。今思えばその時すでにオレのショルダーバッグのチャックは半分あけられていたのだ。ジージャンの上下を着たあんちゃんが妙にもたれかかってくりし、その上、バックパックを狭いので頭の上にやれというのであけた。これがまちがいだった。もはやあれはまな板の上のタイだ。何をされても背中に回ったカバンを感じるととはできない。あ~あ、もしやこれはスリではと思っておりてみると確かにチャックはあっているけど、パスポート、I/Cはあると安心したのがまちがい。一駅乗って、ますドルのはいったカバンのないことに気付き急いで派出所へ。するといろいろなかれて、ここではどうにもならないから日本大使館へ行けと言い道を教えられたので行ってみたけど朝7時から開いているはずもないので、タスコから帰ってからにしようと南行きバス停へ。今度はバックバックの中にショルダーバッグを入れてやった。でもメトロに乗っているみんながスリにみえてくる。そしてタスコのバスを待っているとき、カメラがないことに気付き、サングラスもなくなっている。よくもこれだけ取ったもんだ。金はどうでもいいけと、思い出の入ったフィルムはかえしてほしいな!あいつら3~4人でオレをかこんで両方からはせんで他の客からみえないようにしていたのだ!ちょっとすいてきたのに動こうともしなかった。ああ、あの時まさかと思って自分を信じたのがダメだったのたな。山端さんがくれたお札を紙袋から出してさえいたし、ティッシューにメモ用紙まで物色している!バスポートがとられなくて本当によかった。まあお守りが守ってくれたのかな。とうせならオルゴールが鳴ればよかったのに。
タスコはメキシコとはちょっと違う雰囲気の街で、とにかくやたらと坂が多い。よくもこんな所で生活しているなと思うくらい家は立ちこんでいるし、石畳の坂は滑りやすい。おまけにホテルは5万ペソ!冗談じゃないぜ。今までで一番高い。もう金をすられて懐がさびしいというのに。きれいな景色もカメラがなくては写せない!!!
ホテルに荷を降ろしてさっそくデビーに会いに行ったけど、ます薬局に行くともうここにはいない。上の方に彼女の父さんがいるからそこへ行って聞けというけど、そんなに簡単にはいかないと言と、ちょうどお父さんを知っている人がいるのです案内してもらった。でも留守だったけど、お母さんの家へ行けと言われてもう一つ坂をあがっていって、きいてやっとわかったどなんじゃ、アメリカにいるんのだって。なんのためにここまで来たのだ!
昼食に本にのっているRancho Taxco に行ったらなにが手頃の値段だ!一応フルコースだけとビールも入れて、(チャプ含)2万ペソ!これでみやげ買うのは一応終った。でも山端さんにあんなものでいいかな。